<レーシングカートでの応用例>

LapViewをレーシングカート等で使用したい。とのご要望を多く頂いており、原理的には問題なく使える
のではないか?と思い実際に試してみました。
(私自身、いい歳してカートを始めてみました。(^^; )

ノイズ、振動などで誤動作が発生しましたが、以下のように取り付けることで概ね問題なく計測できる
ことがわかりました。

推奨装着例

本体はフロントパネルからつり下げで固定します。

取付ステーはケース底面に穴をあけ、市販のL型アングルでスポンジを挟んでいます。

ラップの検知は赤外線式です。赤外線受光部は市販のL型アングルを使ってフロントパネルステーと
共締めで固定しています。

電池は006Pをフロントパネルステーに両面テープ+タイラップで固定しています。
電源ラインは、セル用の車載バッテリから取ってみましたが、ノイズの影響を受け、上手く作動しません
でした。また、電源ラインを長く伸ばすとノイズの影響が乗りやすいので、極力短く、この場所に取付ました。

ステアリング取付例
より見やすいステアリング取付をTRYしました。

ボルト2本でスポンジを介して固定しています。
概ね問題無く計測出来ていますが、たまにノイズか振動の影響で本体がおかしな表示となり計測できなく
なることが発生しています。(恐らく振動によるものと思います)
防振対策を十分して固定すれば改善するかと思いますが、やはりフロントパネル吊り下げ型を推奨と
します。
その後、エンジンをVortex Rokにしたところ、ステアリング取り付けでも問題なく計測できています。
KTやPRDは振動、ノイズが大きくステアリング取付けは注意が必要です。

その他
走行中の振動で、赤外線センサのコネクタが少し外れ、計測できなくなることがありました。
コネクタをねじ込み固定式にすれば解決しますが、非常にコストアップになってしまいます。
同様に電源のソケットも緩んで外れる事がたまにありました。この辺はお金を掛ければいいもの
になるのですが....気をつけていれば問題なく使用できますので目をつぶっています。

一応、性能的に満足できるレベルかと思いますので、カート向けのLapViewセットのご提供を開始
します。


<カート向けセット品>

LapView本体
赤外線センサ
赤外線トランスポンダ
電源ケーブル
PC-Linkケーブル
ソフトウェアCD-ROM
取り扱い説明書
注)別途車体取り付け用のL字ステーなどはご自分でご用意ください。

<LapView本体>

RC向けに比べ、小さいサイズのケースになっています。
そのため、内部に電池を入れられませんので外部電源
となっています。7V以上で作動しますので、カートの場合は
006P電池を接続します。

<赤外線センサ>


<赤外線トランスポンダ>
コース脇に設置します。RC用に比べ赤外線出力を強化したものになっています。
7V以上の電源が必要になりますので単三電池6本の電池ケースを合わせて
プラスチックケースに収納しています。


暫定版の取り扱い説明書です。